映画は6作しか製作されていませんが、スターウォーズの歴史は、映画になった部分の前も、後も、間も、たくさん書かれています。これは、それらを年代記の形で上下2冊に纏め上げた本です。
前史として語られるのは、古代銀河共和国から連綿として続く、ジェダイとシスの対立。興味はあるけど、人名・地名が多すぎ!
アナキン、オビ=ワン、パドメ、ヨーダら、おなじみの人物が登場してくる、クローン大戦から共和国の崩壊の辺りになると、イメージが膨らんできます。当然か・・。スカイウォーカー兄妹やハン・ソロが活躍する銀河大戦も同様。
スターウォーズの世界は、その後もずっと続くんですね。エンドアの戦いで皇帝を倒して民主勢力が勝利を収めたものの、帝国の残存勢力も強大でなかなか平和は訪れません。そのうち外宇宙からの侵略者なども登場して、共和国は大混乱。
共和国の2代目元首となった、レイア姫は危機を乗り越えられるのか。ルークはフォースを持つ若者たちを探し出してきて指導し、ニュー・ジェダイ・オーダーを誕生させるのですが・・・。
なるほど、こういう風に続くのか。最後の頃には「アナキン・ソロ」なんていう少年が活躍するのです。名前だけで、レイア姫とハン・ソロの息子ってわかります。
サブストーリーもいくつか読んだことがありますが、本書にあるエピソードはどれも小説やアニメになってるのです。長い間、多くの人が関わって作り上げた、ひとつの宇宙世界。こんな膨大なワークが、あの最初の映画から生まれたんですね。
2006/5