りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

スターウォーズ・エピソード3(マシュー・ストーヴァー)

イメージ 1

映画の原作本です。映画で省略されていたことや、見落としていたことがたくさんあります。

まずは、オビ・ワンとアナキンがスーパーヒーローということ。「こんなのあたりまえじゃん!」と思うでしょうが、クローン大戦での2人の際立った活躍は全銀河に中継されていて、全共和国の子供たちが2人のファンなんだそうです。

オビ・ワン派とアナキン派に別れて「2人が闘ったらどっちが勝つ?」とケンカするほど。もちろん「あの2人が闘うわけないよね~」で仲直り。結末を知っている者が読むと、なかなか深い伏線です。

戦闘シーンなんかは映像で見るほうが迫力あるけれど、ヨーダが何故シディアスに勝てなかったのかの説明もありました。そういえば映画でのあの場面、ヨーダはちょっとあきらめが早かったですね。これを読んで納得。

オビ・ワンの凄さも再認識。防御的と見える彼の戦い方が「カバーすべき弱点がない」強さであるとか、「フォースと一体になる」感覚の鋭さも、読んで納得。アナキンとの対決も「何のために戦うか」で決まった訳です。ほら、アナキンは、その前にパドメを・・。

映画を見て「あれっ?」と思った場面のある方は必読です。

2005/9