りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

空想科学裁判(円道祥之)

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以前、『空想科学読本』という本が流行りました。特撮番組やアニメに登場する変身、巨大化、必殺技などが科学的にどこまで「ありえる」のかを「検証」した本。

これは、明らかに二番煎じ。アニメや特撮番組で「あたりまえ」だったことが、「実は法律に触れていないか?」という検証本です。感想は特に無し。「ふ~ん」です。目次を並べるだけで内容の想像がつきますね。

1.仮面ライダーと怪人、どちらが法に触れているか?
2.ケンシロウタイガーマスク殺人罪ではないのか?
3.サイボーグ009出入国管理法にひっかかる?
4.人造人間キカイダーはだれのものか
5.小学生の花形満が合法的にスポーツカーを乗り回すには?
6.ドラえもんにかかる所得税のび太は借金地獄へ!
7.基地問題や死体処理など、法律的に正しい怪獣退治とは?
8.怪獣に家を踏み潰されたら泣き寝入り?
9.科学特捜隊労働基準法違反?
10.星一徹児童虐待の疑い?

大真面目に「マジンガーZ」の秘密基地の見積もりを算出してみた『前田建設ファンタジー営業部』のほうが、ずっとリアルでおもしろいのです。

2005/9