
ジェーン・オーステインの『高慢と偏見』を、ゾンビと戦う姉妹の物語『高慢と偏見とゾンビ』に改変してしまった著者が書き上げた、ホラー映画の世界「テラーヴァース」を生き延びるためのサバイバルガイドです。
まず必須なのは、自分がいつの間にかホラー映画の出演者となっていると自覚すること。もしあなたが10代の若者で、猛吹雪の夜に人里離れたキャビンや古い屋敷にいたり、口のきけない幼児のベビーシッターをしていたり、障碍児をイジメ殺した過去があったり、逃亡中の殺人犯のニュースを聞いたりしたら、もう間違いなくアウトだとのこと。ただし最近の脚本家はもっと手の込んだやりかたをするので、これと違う状況でも安心してはいけません。
次いで必要なのは、どのタイプの「テラーヴァース」にいるのかを見極めること。あなたの敵は殺人鬼なのか、幽霊や化け物なのか、呪いが込められた人形や屋敷なのか、邪悪なエイリアンなのか、ゾンビなのか、それとも最悪最強の悪魔なのか。これも周囲の状況を注意深く見極めれば判定できるとのこと。
そしていよいよサバイバル方法です。いわゆるフラグを立てる行為は問題外として、さまざまな方法が推薦されています。ただしプロデューサーの目につかないように逃げ隠れするのが良いか、それとも映画に使えないような悪目立ちをするのが良いかは、微妙なところ。後者の一例として「男性〇器をもろに見せてしまう」というのはどうかと思いますが。ちなみに本書の中では、日本はホラー大国として扱われています。どうなのでしょう。
2026/9




