りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

雀蜂(貴志祐介)

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11月下旬の八ヶ岳の山荘。小説家の安斎が目覚めると、一緒にいたはずの妻は姿を消していました。通信機器もクルマも使えなくされ、山荘内にはトラップが仕掛けられた中で、安斎はスズメバチの大群に襲われます。

昔ハチに刺されたため、もう一度刺されると命の保証はないと医者から言われていた安斎にとって、これは死の罠そのもの。これは妻が仕掛けたものなのでしょうか。全く理解できない状況の中で、安斎とスズメバチとの死闘が始まります。しかし、冒頭の「ドッペルゲンガー」という呟きは何を意味しているのでしょう。

帯に「最後明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能!」とあった通りの展開でした。途中でヒントもあったのですが、全く読み落としていたようです。ただし、この展開には少々無理もあるかも・・です。まあ、そこが問題になる作品ではありませんけどね。

2016/2