2月の前半は冴えなかったけど、後半は一気に充実。図書館にリクエストしていた本が、続々到着したのです。一方で、図書館の本を電車に置き忘れて紛失するという失態も。^^; 結局出てこなかったので、書店で買って返却しました。1.沼地のある森を抜けて (梨木香歩)
叔母から受け継いだ「ぬか床」から、人が生まれてくる。突拍子もないストーリーだけど「梨木進化論」が伝えたいのは「生命の流れの最先端に立つ」ひとつひとつの命の大切さ。ただ、昔からの梨木ファンには、どう読まれるでしょうか。
2.ローマ人の物語14 (塩野七生)
世界帝国ローマの礎であった「寛容の精神」が失われていく! 民族大移動による国家崩壊の前に進行する「精神の中世化」。「背教者」ユリアヌスによる、多神教復活の試みもむなしく、「不寛容なキリスト教」が国教化されるまでを描いた第14巻。この大シリーズも、来年で最終巻なんですね。
世界帝国ローマの礎であった「寛容の精神」が失われていく! 民族大移動による国家崩壊の前に進行する「精神の中世化」。「背教者」ユリアヌスによる、多神教復活の試みもむなしく、「不寛容なキリスト教」が国教化されるまでを描いた第14巻。この大シリーズも、来年で最終巻なんですね。
3.褐色の文豪 (佐藤賢一)
ナポレオン軍の混血将軍の息子に生まれたデュマが、18世紀フランスの文豪に成長するまでを描いた小説。将軍であった父親の生涯を描いた『黒い悪魔』の続編です。やっぱり佐藤さんの本は、フランス歴史小説がおもしろい。
ナポレオン軍の混血将軍の息子に生まれたデュマが、18世紀フランスの文豪に成長するまでを描いた小説。将軍であった父親の生涯を描いた『黒い悪魔』の続編です。やっぱり佐藤さんの本は、フランス歴史小説がおもしろい。
4.狼の帝国 (ジャン=クリストフ・グランジェ)
フランス高級官僚の妻として生きてきた日々は、偽りの記憶。突如「あなたは半年前までトルコ人だった」と宣告される。同じころ起きていた、トルコ人女性の連続惨殺事件は、実は彼女と深い関わりがあったのです。最後まで展開が読めない、アクション・ミステリー。
フランス高級官僚の妻として生きてきた日々は、偽りの記憶。突如「あなたは半年前までトルコ人だった」と宣告される。同じころ起きていた、トルコ人女性の連続惨殺事件は、実は彼女と深い関わりがあったのです。最後まで展開が読めない、アクション・ミステリー。
5.エンドゲーム (恩田陸)
不思議な力を持ちながら、権力を志向することなく身を潜めて生きる人々を描いた『常野』シリーズの第三弾。他人の人格を「裏返し」、逆に「裏返される」リスクを持つ拝島母娘の孤独な戦いが行き着く先は・・。「大きなことが起こりそう」という、続編が楽しみです。
不思議な力を持ちながら、権力を志向することなく身を潜めて生きる人々を描いた『常野』シリーズの第三弾。他人の人格を「裏返し」、逆に「裏返される」リスクを持つ拝島母娘の孤独な戦いが行き着く先は・・。「大きなことが起こりそう」という、続編が楽しみです。
その他今月読んだ本
・デカルトの密室 (瀬名秀明)
・ポーの物語 (いしいしんじ)
・震度ゼロ (横山秀夫)
・すべてが罠 (グレン・ミード)
・優しい音楽 (瀬尾まいこ)
・コールドロード (ジェファーソン・パーカー)
・真説南総里見八犬伝 (荒川法勝)
・図書館の神様 (瀬尾まいこ)
・センチメンタル・サバイバル (平安寿子)
・スキッピング・クリスマス (ジョン・グリシャム)
・デカルトの密室 (瀬名秀明)
・ポーの物語 (いしいしんじ)
・震度ゼロ (横山秀夫)
・すべてが罠 (グレン・ミード)
・優しい音楽 (瀬尾まいこ)
・コールドロード (ジェファーソン・パーカー)
・真説南総里見八犬伝 (荒川法勝)
・図書館の神様 (瀬尾まいこ)
・センチメンタル・サバイバル (平安寿子)
・スキッピング・クリスマス (ジョン・グリシャム)
2006/3/4