8月は日本の作家の作品が上位に入りました。物語のおもしろさを楽しめた本が多かったかな。1.人が見たら蛙に化れ (村田喜代子)
「他の人が見たらただの蛙でも、自分なら価値を見出せる」と信じ、骨董品にとりつかれた3組の夫婦が、お宝を探して東へ西へ。美とお金にまみれた、不思議な人間模様を描き出してくれた作品です。
3.千年の黙 (森谷明子)
源氏物語の1帖と2帖の間には、失われたストーリーがあった? 自分の著作が消されようとしている謎に、紫式部が挑みます。謎を解いた式部が、なぜ著作の消滅を受け入れたのか、との推理まで展開するダブル・ミステリ。
源氏物語の1帖と2帖の間には、失われたストーリーがあった? 自分の著作が消されようとしている謎に、紫式部が挑みます。謎を解いた式部が、なぜ著作の消滅を受け入れたのか、との推理まで展開するダブル・ミステリ。
4.越境 (コーマック・マッカーシー)
『すべての美しい馬』に続く「国境トリロジー」の第2作。捉えたオオカミに魅入られてメキシコに戻そうとして起こった悲劇。「越境」とは地図上のものではなく、「別の何か」を越えてしまうことなのでしょう。
『すべての美しい馬』に続く「国境トリロジー」の第2作。捉えたオオカミに魅入られてメキシコに戻そうとして起こった悲劇。「越境」とは地図上のものではなく、「別の何か」を越えてしまうことなのでしょう。
その他今月読んだ本
・ホワイト・ティース (ゼイディ・スミス)
・ひまわりの祝祭 (藤原伊織)
・ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 (ジェフリー・ユージェニデス)
・間宮兄弟 (江國香織)
・九十三年 (ヴィクトル・ユゴー)
・悠久の窓 (ロバート・ゴダード)
・ゲノムの方舟 (佐々木敏)
・1809~ナポレオン暗殺 (佐藤亜紀)
・オイディプス/アンティゴネ (ソフォクレス)
・女の議会 (アリストファーネス)
・ホワイト・ティース (ゼイディ・スミス)
・ひまわりの祝祭 (藤原伊織)
・ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 (ジェフリー・ユージェニデス)
・間宮兄弟 (江國香織)
・九十三年 (ヴィクトル・ユゴー)
・悠久の窓 (ロバート・ゴダード)
・ゲノムの方舟 (佐々木敏)
・1809~ナポレオン暗殺 (佐藤亜紀)
・オイディプス/アンティゴネ (ソフォクレス)
・女の議会 (アリストファーネス)
2005/9/2