「読書の秋」にもかかわらず、読書量が落ちています。理由は明白。読書に割く時間が減っているから。秋は眠い!1.歩道橋の魔術師(呉明益)
かつて台北に存在していた一昔前の巨大ショッピングモールで育った少年の記憶は、マジック・リアリズムの世界のようです。少年が成長過程で体験した、出会い、別れ、大事な人の死、初恋、キス、裏切り、嘘、孤独、焦燥などの出来事や感情は、それ自体が異次元感覚のようなものなのでしょう。
2.檀(沢木耕太郎)
妻子を顧みず愛人と生活した日々を私小説風に描いた『火宅の人』は、無頼派作家・檀一雄の代表作となりました。しかし、そのモデルとなった妻は、夫のことをどう思っていたのでしょう。ヨソ子未亡人への1年にも及ぶインタビューをもとに綴られた本書では、亡き夫のことを語るに連れて、夫との思い出が浄化されていくように思えてきます。
妻子を顧みず愛人と生活した日々を私小説風に描いた『火宅の人』は、無頼派作家・檀一雄の代表作となりました。しかし、そのモデルとなった妻は、夫のことをどう思っていたのでしょう。ヨソ子未亡人への1年にも及ぶインタビューをもとに綴られた本書では、亡き夫のことを語るに連れて、夫との思い出が浄化されていくように思えてきます。
【その他今月読んだ本】
・スクープ(イーヴリン・ウォー)
・巨大訴訟(ジョン・グリシャム)
・カレイドスコープの箱庭(海堂尊)
・鳥と雲と薬草袋(梨木香歩)
・突然ノックの音が(エトガル・ケレット)
・世界をだました男(フランク・アバネイル/スタン・レディング)
・ハワード・ヒューズ(ジョン・キーツ)
・ツナグ(辻村深月)
・ばいばい、アース 1.理由の少女(冲方丁)
・ひとよんでミツコ(姫野カオルコ)
・妖怪探偵・百目1(上田早夕里)
・妖怪探偵・百目2(上田早夕里)
・濱次お役者双六 五ます目 長屋狂言(田牧大和)
・最後の嘘(五十嵐貴久)
・首折り男のための協奏曲(伊坂幸太郎)
・ふたつのしるし(宮下奈都)
・スクープ(イーヴリン・ウォー)
・巨大訴訟(ジョン・グリシャム)
・カレイドスコープの箱庭(海堂尊)
・鳥と雲と薬草袋(梨木香歩)
・突然ノックの音が(エトガル・ケレット)
・世界をだました男(フランク・アバネイル/スタン・レディング)
・ハワード・ヒューズ(ジョン・キーツ)
・ツナグ(辻村深月)
・ばいばい、アース 1.理由の少女(冲方丁)
・ひとよんでミツコ(姫野カオルコ)
・妖怪探偵・百目1(上田早夕里)
・妖怪探偵・百目2(上田早夕里)
・濱次お役者双六 五ます目 長屋狂言(田牧大和)
・最後の嘘(五十嵐貴久)
・首折り男のための協奏曲(伊坂幸太郎)
・ふたつのしるし(宮下奈都)
2015/10/30