今も昔も、女性が自立して生きるのは難しい。でも、頑張る彼女らの生き方には感動を覚えるのです。1.女たちのジハード (篠田節子)
働く女性たちの一生懸命ストーリー。出版されてから10年もたっていないのに、とっても古く感じる。
みんな、嫌なところもあるけどステキな女性で応援したくなるけど、「力を入れるところが違うよ、古いよ」って言いたくなる。でも、この10年で変わったのは会社のほうですね。彼女らの時代があったから、会社も社会も変わってくれたのです。
2.サラマンカの手帖から (辻邦生)
高校の時に読んだこの短編、実は真相を理解できていませんでした。パリに住む日本人カップルが、スペインの古都サラマンカの人々と出会い、「平凡な生活の連続こそ大切と感じやり直す決意をする」という話ですが、なぜ彼らが「人生をやり直す」ほど悩んでいたのかわからなかったのです。再読してやっと理解できました。この未婚カップルは「堕胎」したのですね。
高校の時に読んだこの短編、実は真相を理解できていませんでした。パリに住む日本人カップルが、スペインの古都サラマンカの人々と出会い、「平凡な生活の連続こそ大切と感じやり直す決意をする」という話ですが、なぜ彼らが「人生をやり直す」ほど悩んでいたのかわからなかったのです。再読してやっと理解できました。この未婚カップルは「堕胎」したのですね。
3.輪違屋糸里 (浅田次郎)
土方歳三にひいきにされた、京都島原の芸妓である糸里。実はこの本、途中まで読んだ所で、読む気を失いました。運命に流され、男にすがって裏切られる芸妓の話なんて読みたくない! でもこの本は、運命に挑戦して力強く生きる女性たちの話でした。最後の最後、糸里は運命に挑戦し、決然として自分の生き方を選び取り、「男に生まれ変わりたいか?」と聞く土方に対して、決然と答えます。「わては何べん生まれ変わろうと、おなごがよろしおす」。決まったね。^^
土方歳三にひいきにされた、京都島原の芸妓である糸里。実はこの本、途中まで読んだ所で、読む気を失いました。運命に流され、男にすがって裏切られる芸妓の話なんて読みたくない! でもこの本は、運命に挑戦して力強く生きる女性たちの話でした。最後の最後、糸里は運命に挑戦し、決然として自分の生き方を選び取り、「男に生まれ変わりたいか?」と聞く土方に対して、決然と答えます。「わては何べん生まれ変わろうと、おなごがよろしおす」。決まったね。^^
その他今月読んだ本
・さらばベルリン (ジョゼフ・キャノン)
・コード・トゥ・ゼロ (ケン・フォレット)
・プリッツィーズ・ファミリー (リチャード・コンドン)
・ドロシーとアガサ (ゲイロード・ラーセン)
・パンドラ・アイランド (大沢在昌)
・南仏のトリュフをめぐる大冒険 (ピーター・メイル)
・アホでマヌケなアメリカ白人 (マイケル・ムーア)
・令嬢テレジアと華麗なる愛人たち (藤本ひとみ)
・さらばベルリン (ジョゼフ・キャノン)
・コード・トゥ・ゼロ (ケン・フォレット)
・プリッツィーズ・ファミリー (リチャード・コンドン)
・ドロシーとアガサ (ゲイロード・ラーセン)
・パンドラ・アイランド (大沢在昌)
・南仏のトリュフをめぐる大冒険 (ピーター・メイル)
・アホでマヌケなアメリカ白人 (マイケル・ムーア)
・令嬢テレジアと華麗なる愛人たち (藤本ひとみ)
2004/9/10