りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

2010-02-18から1日間の記事一覧

銀のみち一条(玉岡かおる)

時は明治。舞台は播磨の奥で日本の近代産業を支えた生野銀山。神戸と兵庫の女性を描いてきた著者には珍しく、本書の中心となる人物は、鉱山一の稼ぎをたたき出す逞しい青年坑夫・雷太です。とはいえ、著者が描きたかったのは、一介の杭夫でありながら鉱山の…