りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

シリアル・キラーズ・クラブ(ジェフ・ポヴェイ)

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なぜか「連続殺人者クラブ」に加入してしまったダグラスは、自分が連続殺人者でないことを疑うメンバーを殺してしまい、いつの間にか「連続殺人者キラー」になってしまいます。

そんな彼に接触してきたのが、FBI捜査官。どうやら、人知れず社会をただす正義の味方と思い込んだダグラスを支援してしまうのですが、その条件は「全員抹殺!」。

クラブに新加入した女性メンバーに恋してしまったダグラスは、彼女だけでもなんとか救いたいと手を尽くすものの、彼女だって連続殺人者なんですよ。さらには、メンバー全員の殺人人数を合わせた以上の連続殺人を犯している超大物の「ケンタッキー・キラー」が新加盟するなんて情報も入ってきて、ダグラスは、もう大慌て。果たして、彼の運命は・・?

こういうジャンルは、ブラック・コメディとでもいうのでしょうか。クラブのメンバーは全員、ハリウッドスターの名前を名乗ってるし、FBI捜査官は、連続殺人者を超えるサイコパスのよう。あまりにもぶっ飛んだ設定だけど、ラストは思わずニンマリです。しかし、こんな本まで出ちゃうなんて、アメリカは病んでいるなぁ。

2006/9