きみに読む物語（ニコラス・スパークス）

最近映画になったから、タイトルを聞いたことある人も多いでしょう。老いて病む妻に向かって毎晩、夫が語って聞かせるのは、初恋の女性を思い続けた男性のもとに、申し分のない婚約者を振り切って嫁いできた女性の話。それは２人の劇的なラブストーリー。

アルツハイマーで、夫の顔も思い出せなくなっている妻は「どこかで聞いたことあるような話ね」と言うのです。そして「あなたは誰？」とも。４９年連れ添った夫婦に、奇跡は起こるのでしょうか？

あっさり読めちゃう本だから、映画のほうが感動的かもしれませんね。２人で歩んできた人生を書きとめたノートブック。私は老いたら「新婚モード」を読んでもらおうか（笑）。

2005/3