４部シリーズの第２作は、エドワードの失踪から始まります。愛のために自分もヴァンパイアに転生することを決意したベラに対し、彼女を呪われた運命に巻き込みたくないと苦悩するエドワードは、彼女のもとを去ってしまいます。
最愛の人を失って生気を失ってしまったベラを慰めるのは、幼馴染のジェイコブでした。実はジェイコブは狼の血を引くキラユーテ族の一員であり、ヴァンパイアとは仇敵同士だったのです。エドワードが不在の間、はぐれヴァンパイアから襲われたベラを、ジェイコブたちは守り抜くのですが、これは究極の三角関係ですね。
一方でベラが死んだと思い込んだエドワードは、自棄的な決意をして「ヴァンパイアの王族」であるイタリアのヴォルトーリ一族のもとへ向かっていました。それを知ったベラは、エドワードの義姉で可憐なアリスとともに、命がけでイタリアへと向かうのですが・・。
試練にさらされ続ける２人ですが、どうしても離れられないのは「運命の出会い」だからなのでしょう。この巻では、ベラの持つ不思議な能力も明らかにされます。彼女の心を読めないのは、エドワードだけではなかったのですね。
2018/6
