今月の1位は、小説じゃないけれど、立派なフィクション。大真面目に、アニメの建造物を作るための科学的検討や、見積もりを取るという発想が素晴らしい! 第2回のプロジェクトは、「銀河鉄道999の発射台」だそうです。^^1.前田建設ファンタジー営業部 (前田建設)
小説じゃないけど、立派なフィクション。公共工事はジリ貧、民間工事はコスト割れという不況の中で、
毎回、巨大建築物が破壊され復興が必要な「夢の市場」があった! 第1回のプロジェクトは、なんと「マジンガーZの地下格納庫」。おふざけじゃなくって、真剣に取り組んでいるのです。
2.空中庭園 (角田光代)
郊外のダンチで暮らす普通の一家。両親と高校生の娘と中学生の弟。「家族の間では何事も隠さない」という、気持ちの悪い家族。ところが・・「ダンチのドアの鍵は内側に向けてかかっている」のです。「何も隠さない」なんて建前を言うから、秘密がおぞましく見えてくる。家族関係って逃げられないものだから、「互いに知らなくていい秘密がある」ことを前提に成立していると思うのですが。
郊外のダンチで暮らす普通の一家。両親と高校生の娘と中学生の弟。「家族の間では何事も隠さない」という、気持ちの悪い家族。ところが・・「ダンチのドアの鍵は内側に向けてかかっている」のです。「何も隠さない」なんて建前を言うから、秘密がおぞましく見えてくる。家族関係って逃げられないものだから、「互いに知らなくていい秘密がある」ことを前提に成立していると思うのですが。
3.ダンテ・クラブ (マシュー・バール)
19世紀に出版されるまで、アメリカではダンテは無名だったそうです。あまりにもカトリック的な内容が、新教徒たちから嫌われたかららしい。「神曲」の米訳を執筆中のボストン文壇の重鎮たちが集う中で、「地獄編」に示された劫罰を模した連続猟奇殺人が発生! ダンテを異端視するハーバード保守派からも敵視される中、ダンテを悪評から守ろうと、実在の教授たちが立ち上がります。
19世紀に出版されるまで、アメリカではダンテは無名だったそうです。あまりにもカトリック的な内容が、新教徒たちから嫌われたかららしい。「神曲」の米訳を執筆中のボストン文壇の重鎮たちが集う中で、「地獄編」に示された劫罰を模した連続猟奇殺人が発生! ダンテを異端視するハーバード保守派からも敵視される中、ダンテを悪評から守ろうと、実在の教授たちが立ち上がります。
その他今月読んだ本
・機械じかけのネコ (トリイ・ヘイデン)
・グッドラック (アレックス・ロビラ)
・鎖 (乃南アサ)
・ミカドの肖像 (猪瀬直樹)
・フェアリイランド (ポール・マコーリイ)
・未練 (乃南アサ)
・金融腐敗列島 (高杉良)
・アリスの眠り (マギー・オファーレル)
・淋しい狩人 (宮部みゆき)
・機械じかけのネコ (トリイ・ヘイデン)
・グッドラック (アレックス・ロビラ)
・鎖 (乃南アサ)
・ミカドの肖像 (猪瀬直樹)
・フェアリイランド (ポール・マコーリイ)
・未練 (乃南アサ)
・金融腐敗列島 (高杉良)
・アリスの眠り (マギー・オファーレル)
・淋しい狩人 (宮部みゆき)
2005/5/10