この本は、「信用ならざる語り手」による独白ですね。序章でいきなり記憶の持つあやふやさが語られるあたりから、読者は著者のマジックに捉えられてしまうかのようです。語り手が手にしている『鏡の国のアリス』も、そのための小道具。 語り手の理瀬が14歳…
数年前、TV東京でアニメ化されたのを、全部見ちゃってました。最終章「天使編」が未完で終わったのは、とっても残念だったのです。だから作者の石の森さんが、死の床で書き溜めた構想を基にして、息子の小野寺さんが小説に纏めたと聞いた時、嬉しく想いま…
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