りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

フランスロワール古城めぐり(宮本唯志/海野弘)

イメージ 1

2冊続けてフランス・ロワール地方の旅行記を読みました。先に書いた通り、来年行こうと思っているのです。ロワール河畔古城めぐりが古城の紹介が中心だったのに対し、本書はロワール地方に点在する街の魅力を中心に紹介したもの。それでもそれぞれの街の主役が古城であることには変わりありません。

2冊を読んでぜひ行きたいと思った城と町を、東から順番に記しておきましょう。
・シュリー:ロワール世界遺産地域の東の端にある、14世紀に築かれたシュリー公の居城
・シャンボール:フレンチ・ルネサンス様式で築かれた、ロワール渓谷最大で豪華な城
・ブロワ:歴代フランス王が改築を重ねて各様式が混在した城。街も楽しそう。
・アンボワーズ:ロワール川を見下ろす高台に築かれた、ダ・ヴィンチともゆかりの深い城
・シュノンソー:5人の王妃・愛妾が住んだ、女性的で優美な城

・ロシュ:流域唯一の城塞都市にある、ジャンヌダルク王太子シャルルが出会った中世的古城
ヴィランドリー:幾何学模様の庭園で名高い、ルネサンス様式の美しい城
・アゼ・ル・リドー:アンドル川の中州に建てられた、初期フランスルネサンス様式の城
・ユッセ:「眠れる森の美女」のモデルとなった美しい城
・アンジュ:世界遺産地域の西端に近い中世的な要塞。地域で最大の街。

東から西まで270km。移動しながら見てまわればそれほどの距離でもありませんが、あわただしい旅行よりも、どこかに長く滞在してみたいもの。ブロワからトゥールの間に宿泊拠点を定めて、訪問場所の取捨選択や追加を考えていくことになるのでしょう。ヴーヴレーやシノンといったワイン産地も外せませんし、歴史ももっとチェックしておかないと。準備作業も楽しみです。

2018/12