りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

女と男の名誉(リチャード・コンドン)

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ジャック・ニコルソンキャスリーン・ターナー主演で映画化された作品です。

ブルックリンの「ファミリー」幹部として荒々しい仕事を担っていたチャーリーが恋に堕ちた相手の女性アイリーンは、殺し屋だった・・。しかも、アイリーンは「ファミリー」を騙して大金を持ち逃げしようとしてところだったのですから、ただですむわけはありません。身分を隠したまま結婚した2人に下った指令は、互いを殺すこと!

「Mr&Mrsスミス」のようなストーリーですが、こっちのほうがずっと前の作品。物語の背景も、「ゴッドファーザー」のような古き良き時代のクラシックなアメリカ。ボスが組織を仕切るやり方や犯罪の手口などに、ちょっと古さを感じてしまうほど。その分、ボスからの指令には重みがあるのですけどね。

かつてチャーリーと一度結婚しながら別れた、ボスの娘メイローズがいいキャラです。本書の続編にプリッツィーズ・ファミリーという作品があるのですが、そちらはチャーリーとメイローズの物語。

先に『プリッツィーズ・ファミリー』を読んだときには、キャスリーン・ターナーはメイローズ役かと思いこんでいましたが、違ったんですね。アイリーンでした。

2011/5