両親と姉が殺害された夜、隣の墓地に迷い込んだ赤ん坊は、幽霊たちに育てられます。赤ん坊を「ノーボディ」と名づけ、ボッドとの愛称で呼び、愛情たっぷりに育て始める幽霊たちですが、生者のための食料や衣服の調達はできません。その役割を担ったのが、サイラスという「生者でも死者でもない存在」なんですね。
サイラスの不在中にボッドの世話をするミス・ルペスクによると、「存在」は次のように分けられるそうです。
・生ける者と死せる者
・昼の種族と夜の種族
・グールとミストウォーカー
・高貴なる狩人と神の猟犬、そして群れない種族・・さすがに謎めいていますね。^^
・生ける者と死せる者
・昼の種族と夜の種族
・グールとミストウォーカー
・高貴なる狩人と神の猟犬、そして群れない種族・・さすがに謎めいていますね。^^
ボッドは生者と死者の中間で、魔女として殺された少女の幽霊ライザと出合ったり、人間の少女に親しみを感じたり、グールに誘拐されそうになったり、古代の墓を守るスーリアに脅されたりもしますが、すくすくと育っていきます。
しかしついに、彼の両親を殺害した「ジャック」に気づかれてしまいます。「ジャックたち」とは何者で、なぜボッドを付け狙うのか。サイラスやミス・ルペスクや幽霊たちは、ボッドを守れるのか。ラストに向かって、物語は急展開していきます。そして別れの日が・・。
著者は『ジャングル・ブック』を下敷きにして、この本を書いたとのこと。「鬼太郎」がモデルじゃないというのは残念!
2011/3
P.S.
そろそろ水道復旧?・・と思ったら下水道にも問題?仮設トイレ生活は辛そうです^^;
そろそろ水道復旧?・・と思ったら下水道にも問題?仮設トイレ生活は辛そうです^^;