2010-08-29 ザ・万遊記(万城目学) 読書 『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』のマキメさんのエッセイ集です。破天荒な設定の小説と比較すると、意外とマトモでフツー。もっともマキメさんの小説のほうも、最近は破天荒な面白さが薄れてきています。直木賞を狙って作風を変えている最中なのでしょうか? スポーツ観戦と湯治をセットにした小旅行は、役得いっぱいの企画かと思ったら、いきなりアキレス腱を切ってしまい、本気で湯治・・というわけにもいかず、しばらく中断してしまったようで残念でした。 それでも「ザスパ草津」の応援観戦記のみならず、北京五輪やバルセロナやロンドンまで行けたのですから、役得ですね。「地元」を感じるポイントと「世界」を感じるポイントは、似ているようです。 TVドラマ「鹿男あおによし」の打ち上げの様子は楽しそうでした。渡辺篤史の「建もの探訪」に関するエッセイには、ついていけませんでしたが・・。 2010/8