りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

沈黙の女を追って(スーザン・ブロックマン)

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前回の出張の帰国便で読み始めたものの、つまらなくて挫折しかけました。おかげで機内映画の「トランスフォーマー」と「ボーン・アルティメイタム」を見ることができましたが、返却期限ぎりぎりになって、一応読みきりました。レビュー書くのも忘れてましたが、一応書いておきましょう。

サスペンス・アクションの体裁ですが、基本はセクシャル・ラブストーリー。どうやら、男性ホルモンたっぷりの米海軍特殊部隊(SEAL)を主人公にして、そこに、女性ホルモンたっぷりの美女たちがからむシリーズのようです。

とりあえず、ストーリーを紹介しておきましょう。ワシントンDCの某国大使館で働く美貌の未亡人、メグ・ムーア(なんて名前!)は、某国過激派として知られるテロリストに娘と祖母を誘拐され、大使館に潜伏している反対勢力のリーダー・ラズィーンを連れ出すように要求されます。もちろん当局に知らせることは許されません。

メグは、大使館に銃を持ち込み、ラズィーンを人質にとってトイレに立てこもります。彼女が交渉相手に指名したのは、3年前に互いに惹かれあいながらも別れた、海軍特殊部隊のジョン・ニルソン中尉。その当時メグは、浮気を繰り返す夫に愛想を尽かしながらも娘のために離婚に踏み切れなかったのです。

もちろん、ハッピーエンドです。でも、娘と祖母の救出作戦前にメイクラブしちゃうのは、ちょっと・・。

人質になっていた祖母のイブが、娘エミリーに語る昔話のほうがおもしろかったですね。まだ二十歳前のイブと、ダンケルクで行方不明になった恋人ラルフとの、戦時中の恋愛。このおばあちゃん、75歳ながらチャリティマラソンも走るスーパーレディなんです。^^

2007/12