りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

2011-03-02から1日間の記事一覧

バウドリーノ(ウンベルト・エーコ)

大傑作『薔薇の名前』が「中世における異端」をテーマとした物語であるとしたら、本書は「中世における虚構」をテーマとした作品といえるでしょう。 1204年、十字軍に蹂躙されるコンスタンチノープルから、ビザンチンの歴史家ニケタスを救出した男、バウ…