りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

ぼくは悪党になりたい(笹生陽子)

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これも、ラナが紹介していた本だったかな。

主人公のエイジは高校生の男の子。「未婚の母」でバリバリのバイヤーのママは、弟の世話をエイジに押し付け、イタリアに買い付け旅行中。家事は得意で、いつもと同じ日常・・のはずだったのに、ママの留守中に突然現れたパパに動揺し、ゲームキャラに恋した親友に振られた不良娘に振り回され、「世の中から消えてしまいたく」なってしまいます。あげくの果ては、その不良娘と駆け落ちするハメに。もちろん、さえない結果に終わります。

「兎丸エイジ」という名前は、攻撃的になれない性格の象徴? おもしろかったけど、設定が現実離れしてるかな。普通、受身で流されていたら、こんなにおもしろいこと起きないよ。それと最近の私の好みからは、ちょっと軽いかも。

この本の話を友人にしたら、「高校生の頃、不良娘と知り合いたかったなぁ」だそうです(笑)。その頃の男の子なんて、みんな、そんなものなのだろうとは思いますが。^^

2005/2