ボブとローラは離婚調停中。そんな中、痴呆が進んでいたハリーおじいちゃんが亡くなった。孫娘エミリーに、意味不明の詩集を残して。
実はその詩集に書かれた言葉が「エミリーへの手紙」という26個のファイルを開くパスワードでした。おじいちゃんは壊れてはいなかった。それどころか、この手紙は、家族の絆を復活させる奇跡を起こします。
若い頃のおばあちゃんとの馴れ初めの話は、カッコ良かった両親の姿を生き生きと甦らせてくれるし、ともすれば説教臭くなりがちな人生訓も軽妙でお洒落です。やるじゃん、ハリー。^^
私的に一番受けたのは「井戸に落ちたラバの話」。井戸に落ちたラバを苦しませずに逝かせてあげようと、農夫は、井戸を埋め始めます。ことろがラバ君、背中にかかる土を落として踏み固め、最後には土で埋まった井戸から元気に飛び出すのでした。わけわからんけど、前向きで教訓的だ(笑)。
2005/2