りぼんの読書ノート

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ハリーポッターと謎のプリンス(J・K・ローリング)

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第6巻です。いよいよ残すところは、あと1巻になりました。作者が予告していた通り、ハリーと仲間たちのストーリーは、徐々に「学園もの」から離れようとしています。

ドラコは単なる嫌味なマセガキから一線を超えてしまったのか。スネイブは本当にダンブルドアの味方なのか。そして今回も不幸な出来事は起こってしまうのでしょうか。

ストーリー的に注目なのは、「例のあの人」の生い立ちと秘密が徐々に明らかになってくることです。いったい、彼は、どうして生き返ることができたのでしょうか。

でも、暗い事件ばかりではありません。チョウ・チャンとの幼い恋愛は前作で消えてしまいましたが、ハリーにも本当に好きな女性ができたようです。ぎくしゃくしているロンとハーマイオニーの関係にも進展が・・。もっと意外だったのは、フラー・デルクールの再登場かな。^^

次は、いよいよ最終巻。作者は「主要な登場人物が2人命を落とす」と不吉な予告をしています。ハリーは、ホグワーツには戻らないようなことも言っていますし。順番的には、第5巻「不死鳥の騎士団」の映画公開が先になるのかもしれませんね。

2006/7