りぼんの読書ノート

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2018-06-27から1日間の記事一覧

幻の神器(篠綾子)

平安鎌倉期の物語を紡ぎ続けている著者が題材としたのは、「古今伝授」でした。『百人一首』の編者として名高い藤原定家が、老父の俊成から「三種の御題」を解けば「古今伝授」を授けると伝えられたところから物語が動き始めます。定家はその直前に、鎌倉幕…