光源氏の生涯も「若菜」を境にして、ついに下り坂に入っていきます。皮肉なことに、朱雀院の娘である女三の宮の降嫁という「頂点」が「下降」の始まりでした。あまりにも幼稚な皇女に失望したものの、正妻の座を追われた紫の上の落胆と失望はもう取り返せま…
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