りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

2009-10-04から1日間の記事一覧

国境の南、太陽の西(村上春樹)

『ねじまき鳥クロニクル』は妻が失踪したところから始まりますが、本書はその「前史」とでもいうべき作品であり、幼年から中年に至るまでの主人公の人生を丁寧に追っています。 1951年に生まれたハジメは、当時は珍しかった一人っ子であり、そのためか何…