在原業平の一代記と言われる『伊勢物語』は、きちんと体系だった業平の物語というわけではありません。数年前に新訳を起こした川上弘美さんも「全体を読むと、これは確かに一人の「男」の人生なのだと感じられる」と述べている程度。著者は本書を書くに際し…
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