りぼんの読書ノート

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2019-11-01から1日間の記事一覧

宗教が往く(松尾スズキ)

演劇界の鬼才による初の長編小説は、醜悪さの中に純愛を潜ませた作品でした。主人公は、生まれつき頭が異常に大きなフクスケという人物。地方の名家に生まれながら、下女によって弄ばれたあげくに妊娠させてしまい、15歳にして上京。やがて没落した生家に…