りぼんの読書ノート

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サイボーグ009完結編2(石の森章太郎、小野寺丈)

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石ノ森章太郎さんの遺稿を、息子の小野寺さんがノヴェライズした3部作の第2巻では、第1巻に引き続いてそれぞれのサイボーグ・メンバーに焦点が当てられます。005から009までが、サイボーグとなるまでの物語と、ブラック・ゴーストとの戦いを終えた彼らが、天使と思しき存在と出会う物語。

005ジェロニモはアマゾンでケツアルコトアル神と、006張々湖はチベットの奥地で桃源郷に暮らす人々と、007ブリテンシェークスピア劇場に現れる幽霊と、008ピュンマは深海ピラミッドで怒れる海洋生物たちと出会うのです。そして009ジョーもまた、沖縄海底に眠るモアイ像に関係して、悪の根絶を目論む不思議な女性と出会います。

最終第3巻での結末を見ないと評価できない作品ですが、これまでのところは「可もなく、不可もなく、サプライズもなく」といったところでしょうか。プロローグにしては長すぎますけど。

2014/3