林真理子版『源氏物語』は、千年も前に書かれた古典が既に現代小説と同様の骨格を有していたことを、徹底的にあぶりだしてくれています。本書に先立つ『六条御息所源氏がたり』で描かれた光源氏の姿は、中年以降に急速にオヤジ化する親の七光りを振りかざし…
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