りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

2020-07-26から1日間の記事一覧

月桃夜(遠田潤子)

奄美の海を漂う少女・茉莉香のカヌーに舞い降りてきた隻眼の大鷲は、この世の終わりを待ちながら飛び続けているというのです。その大鷲が語り始めたのは、ある兄妹の物語でした。 時代は天保期。生まれながらの奴隷(ヤンチュ)として、島のサトウキビ畑で一…