りぼんの読書ノート

Yahooブログから移行してきた読書ノートです

2018-03-21から1日間の記事一覧

関越えの夜(澤田瞳子)

奈良天平期を舞台にした作品群でデビューした著者ですが、江戸時代の作品も増えているのは読者層が厚いからなのでしょう。本書は、東海道を行きかう人々の悲喜こもごもの想いを描いた、連作小説集です。この著者は、何を書かせても上手ですね。 「忠助の銭」…